60 三位一体主日後第24主日(11-1_11-5) 〔テーマ:福音の宣教〕

2015年06月03日 22:59

三位一体主日後(11・1~5)〔第24主日〕(テーマ:福音の宣教)

 

(呼びかけ)

 恵みの契約により、罪のために失われた全人類に生命と救いの道を、主イエス・キリストの仲保と犠牲の基(もと)に、備えて下った父なる神様。

(頌栄)

無限かつ完全な愛によって、救いの福音をすべての人に価なしに提供される父なる神様をほめたたえます。

(感謝)

あなたは、世を愛し、すべての人が救われるようにと望んでおられることを、福音によって宣言し、唯一の救いの道を十分かつ明瞭に啓示されました。そして、真実に悔い改めてキリストを信じるすべての者に永遠の生命を約束し、提供された憐れみを受け入れるようにすべての人を招いておられます。また、あなたは、み言葉に伴うキリストの御霊(みたま)によって神の恵み深い招きに応じるようにねんごろに説き勧められます。私たちへの慈愛に富み給もう御業を心より感謝いたします。

(告白)

 福音に啓示されている道以外に救いの道はありません。また神が定められた通常の恵みの方法は、神の言葉を聞くことによって生じる信仰によることです。このために、キリストは、全世界に出て行ってすべての国民を弟子とすることを、ご自分の教会に委託されました。

 しかし、私たちに全世界にキリストのみ国を拡げるために、祈り、ささげ、尽力する義務があるにもかかわらず、私たちは、それを怠って来たことを懺悔いたします。

(赦罪)

 しかし、イザヤは「いかに美しいことか、山々を行き巡り、良い知らせを伝える者の足は(イザ52・7)」と語り、「平和を告げ、恵みの良い知らせを伝え、救いを告げ(イザ52・7)」る働きをパウロも、「遣わされないで、どうして宣べ伝えることができよう(ロマ10・15)」と、主から遣わされた働きであることを語りました。

それゆえに、私たちも「いかに楽しいことでしょう、主に感謝をささげることは。いと高き神よ、御名をほめ歌い、朝ごとに、あなたの慈しみを。夜ごとに、あなたのまことを述べ伝えることは(詩編92・2、3)」と歌って、あなたをほめたたえ、主イエス・キリストの福音を伝える者となることが出来るようにして下さいました。

(歎願・執成し、祈願)

 それゆえ、願わくば、私たちに与えられた救いの喜びを、自分だけのものにしてしまっているわがままをお赦し下さい。そして、私たちも、あなたに遣わされて、あなたの御業に参加し、福音を隣人に伝え、共にあなたを礼拝する喜びを分かち合うことが出来るようにして下さい。

 願わくば、主イエス・キリストのご復活の命に生きる仲間が増し加えられるようにして下さい。礼拝おいて、隣人と共に主イエス・キリストの枝となった感謝を分かち合い、その福音の喜びに浸れる友を増し加え下さい。

 そのために、今日、聖霊によって心開かれ、語られる御言葉で私たちを養い、福音を宣教する喜びを増し加えて下さい。

 病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。

旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守り下さい。

(結び)

 主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

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