55 三位一体主日後第19主日(9-27_10-3) 〔テーマ:家庭と結婚〕
2015年06月03日 22:51
三位一体主日後(9・27~10・3)〔第19主日〕(テーマ:家庭と結婚)
(呼びかけ)
地に平和を与えるために十字架におかかりになった主イエス・キリストの父なる神様。
(頌栄)
あなたは、天地創造の秩序の一つとして結婚の秩序をお定めになりました。あなたは、全世界に私たちを散らされましたが、主イエス・キリストによって、全世界から神の民を集めて、あなたの御名をほめたたえる者として下さいました。また、聖なる子孫を教会に増し加え、結婚の秩序によって不潔を防止して下さいました。あなたの深いご計画を心より感謝し、あなたの御名を崇めます。
(告白)
しかし、私たちは堕落した後(のち)、神を知りながら、神としてあがめることも感謝することもせず、かえって、むなしい思いにふけり、心が鈍く暗くなってしまいました。自分では知恵があると吹聴しながら愚かになり、心の欲望によって不潔なことをし、滅びることのない神の栄光を、滅び去る人間や鳥や獣や這うものなどに似せた像と取り替え、神の真理を偽りに替え、造り主の代わりに造られた物を拝んでこれに仕えました(ロマ1・21~25)。お赦し下さい。
(赦罪)
あなたは、贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とするために、キリストを立て、その血によって信じる者のために罪を償う供え物となさいました(ロマ3・24、25)。
(感謝)
このキリストの贖いの業を通して、私たちを神の恵みにより無償で義として下さっただけでなく、最初のアダムに与えられた創造の秩序をも回復して下さいました。
あなたは、創造の秩序の一つとして定められた結婚の制度をも回復して下さり、夫と妻を互いに支え合わせ、その仕え合う方法で、私たちに人格とは何かをも知らせ、自覚させて下さいます。あなたは、私たちを、この結婚の制度によって、偶像礼拝である不潔とその誘惑からも守って下さいます。
そればかりか、この結婚の制度によって、教会の深い奥義をも、私たちに教えて下さいました。それは、キリストが教会のために御自分をお与えになったほどに教会を愛して下さったと共に、キリストを教会の頭(かしら)とし花婿として、私たちをキリストの枝とし花嫁として、キリストに仕える深い奥義です。心より感謝いたします。
(歎願・執成し、祈願)
それゆえ、願わくば、この結婚の制度を通して、私たちが主イエス・キリストと神の民の神秘的結合という深い奥義を味わうことが出来るように、霊の目を開いて下さい。
願わくば、私たちには、まだ多くの罪の残り滓がありますから、家庭生活を通し、互いに仕え合うことにより、罪を自覚して捨て去り、聖化の道を歩む、主イエス・キリストに向けた家庭生活を営むことが出来るようにして下さい。
願わくば、キリストの体の一部としてキリストに仕える教会の深い奥義を味わうことが出来るように、兄弟姉妹の間でも、互いに仕え合うことが出来るようにして下さい。
今日も、御言葉の説教を通して、キリストと教会についての深い奥義を悟ることが出来るように、私たちの霊の目を開いて下さい。
病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。
旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守り下さい。
(結び)
主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。