51 三位一体主日後第15主日(8-30_9-5) 〔テーマ:恵みと救いの確信〕
2015年06月03日 22:47
三位一体主日後(8・30~9・5)〔第15主日〕(テーマ:恵みと救いの確信)
(呼びかけ)(頌栄)
私たちに「自分が救われている」と信じる希望の確信を与えていて下さる主イエス・キリストの父なる神様。あなたの御名を崇めます。
(感謝)
「信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。またキリストによって、いま私たちの立っているこの恵みに信仰によって導き入れられた私たちは、神の栄光を望んで大いに喜んでいます(ロマ5・1、2:新改訳)」。このように、私たちに希望の確信を与えていて下さることを、心より感謝いたします。
(告白)
この希望の確信は、救いのもろもろの約束についての神の真実さと、これらの約束に伴って与えられるさまざまの恵みの賜物が現(げん)に与えられているという内的証拠と、さらに、われわれが神の子であることをわれわれの霊とともに証しする、子とする霊の証しとに基礎を置く、誤ることのない信仰の確信です。
しかし、この希望の確信は、信仰の本質に属するものではありません。
そのゆえに、私たちもそれを持つようになるまで、長く待ち、多くの困難と闘うことがあります。また、さまざまの仕方で揺さぶられ、弱められ、中断されることもあります。
時には、確信を維持することを怠ったり、良心を傷つけ、御霊を悲しませるような何か特別な罪に陥(おちい)ったり、また、何か突然の、あるいは激しい誘惑を受けたり、神が御顔の光を取り去られて、神を畏れる者たちさえも闇の中を歩いて、全く光がないような目にあわせられることもあります。
しかし、これらのことによって、自分の信仰がなくなったと思いこんでしまう私たちの愚かさをお赦し下さい。
(赦罪)
主イエス・キリストの御霊(みたま)は、われわれが天の相続財産を受け継ぐ保証であり、私たちを御霊によって、贖いの日に対して保証してくださいます。
あなたは、主イエスを真実に信じ、心から愛して、ひたすら正しい良心をもって主の御前で歩もうと努めている私たちに、自分が恵みの状態にあることを、この世において確かに確信させて下さり、神の栄光にあずかる希望をもって喜ぶことができるようにして下さいます。この希望は、決して私たちを失望に終わらせることはありません。
(歎願・執成し、祈願)
それゆえ、願わくば、この希望の確信が与えられているからといって、私たちを放縦に傾かせないで下さい。
願わくば、自分が召されていることと、選ばれていることとを、確かなものにするように、恵みの手段を熱心に用いて、懸命に努めることが出来るようにして下さい。
今、私たちに与えようとしておられる御言葉に熱心に聞き入る耳を御霊によって与えて下さい。
病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。
旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守り下さい。
(結び)
主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。