50 三位一体主日後第14主日(8-23_8-29) 〔テーマ:聖徒の堅忍〕
2015年06月03日 22:46
三位一体主日後(8・23~29)〔第14主日〕(テーマ:聖徒の堅忍)
(呼びかけ)
その愛する御子において受け入れ、有効に召し、父と子から出る聖霊によって聖別し、聖い神の民として下さった父なる神様。
(頌栄)(感謝)
あなたは、私たち自身の意志に任せるのではなく、父なる神の愛から出る自由で変わることのない不変の選びの聖定と、イエス・キリストの有効な功績と執り成しと、私たちの内に宿る聖霊と神の種と、恵みの契約によって、私たちを、信仰生活の途中で、全面的にあなたから離れてしまうことも、途中で、私たちの弱さのゆえにつまずき、あなたを離れることがあっても、最終的には滅びに至ることなく、確実に最後まで忍耐をもって恵みの状態の中に留め、永遠の救いに入れて下さいます。「神の賜物と招きとは取り消されないものなのです(ロマ11・29)」。それゆえに、あなたを崇め、感謝いたします。
(告白)
しかし、私たちは、このように確実な保証と日々の恵みにもかかわらず、しばしば神の言葉を聞く生活を習慣化させ、あなたの有り余るほど豊かな恵みに感謝する心を鈍くしてしまい、そうして私たちは、しばしば、まるで神の憐れみが無くても生きていけるかのような錯覚に陥ってしまいます。
私たちは、サタンとこの世とのさまざまな誘惑、自らの内に残っている腐敗の強さ、また与えられている恵みの手段をおろそかにして、ひどい罪に陥ることやしばらくあなたから遠ざかり続けることさえあります。お赦し下さい。
(赦罪)
しかし、主イエスは、よみがえりの栄光のお身体をもって現れ、ペトロに「わたしを愛するか」と三度も問いかけて下さいました。そのペトロと同じように、主イエスは、私たちにも、絶えず御言葉によって問い直して下さいます。とりわけ、主の日の礼拝において、御言葉の説教を通して、問い直して下さることを、心より感謝いたします。
(歎願・執成し、祈願)
願わくば、私たちの怠惰のゆえに、神の不興(ふきょう)をこうむることがないように助けて下さい。
願わくば、神の聖霊を悲しませることがないように導いて下さい。
願わくば、私たちの受けている恵みの賜物と慰めを取り去らないで下さい。
願わくば、心をかたくなにしないで下さい。
願わくば、私たちの良心を歪めたり、傷つけることがないようにして下さい。
願わくば、隣人を愛し、他の人々を害し傷つけることがないようにして下さい。
願わくば、私たちに一時的な裁きや罰を受ることがないように、また、罪の汚れから来る呪いの状態に陥(おちい)ることがないように助けて下さい。
そのために、御言葉と礼典と祈りを軽視することなく、尊重し、熱心であり続けることが出来るようにして下さい。今日も、御言葉の糧を与えて下さい。
病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。
旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守り下さい。
(結び)
主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。