45 三位一体主日後第9主日(7-19_7-25) 〔テーマ:一般恩寵と特別恩寵〕
2015年06月03日 22:35
三位一体主日後(7・19~25)〔第9主日〕(テーマ:一般恩寵と特別恩寵)
(呼びかけ)
天地万物をみ手に治め、支配しておられる父なる神様。
(頌栄)
「あなたの御名は、いかに力強く、全地に満ちていることでしょう。天に輝くあなたの威光をたたえます(詩8・2)」。
(感謝)
あなたは「悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださる(マタ5・45)」お方です。あなたは、種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない空の鳥を養ってくださいます(マタ6・26)。働きもせず、紡ぎもしない野の花でさえ、栄華を極めたソロモンにまさって、着飾って下さいます(マタ6・28、29)。あなたが、すべての人に与えられた恵みは何と偉大なのでしょうか。
まして、愛する御子イエス・キリストの十字架にかけてまで、私たち愛して下さり、私たちに与えて下さった救いの恵みの大きさを、私たちは思い至(いた)すことさえ出来ません。パウロも思いあまって感嘆しました。「ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう(ロマ11・33)」。「すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように(ロマ11・36)」。
(告白)
しかし、このように、すべての人々に与えられている数々の恵みだけでも数えきることが出来ないだけではなく、ましてや、私たちに与えられた特別な、主イエス・キリストによる救いの恵みを十分に悟ることが出来ません。
それどころか、私たちは、主イエスから「『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな(マタ6・31)」との忠告を受けながら、物質的なものに目を奪われ、やがては、朽ちるもののことで、くよくよと悩んでしまします。お赦し下さい。
(赦罪)
そのような私たちに、主イエスは「あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである(6・32)」と諭して下さり、「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい(6・33)」と命じて下さいます。
(歎願・執成し、祈願)
それゆえ、主イエスが「そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる(6・33)」と言われた言葉を、心から受け入れ、主イエスを全面的に信頼し、「まず、神の国と神の義を求め」させて下さい。
今日も、御言葉を悟るために、聖霊を注いで下さい。そして、今日の御言葉を私たちの日毎の糧として下さい。
病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。
旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守り下さい。
(結び)
主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。