35 聖霊降臨日(5-10_6-13) 〔テーマ:降臨の聖霊〕
2015年06月03日 15:33
聖霊降臨日(5・10~6・13)
(呼びかけ)
主イエス・キリストの名によって、世界に満ちたもう聖霊をお遣わしになった父なる神様。
(頌栄)
天地創造の時に、聖霊によって天地を配置し、聖霊によって主イエス・キリストのご誕生から昇天までに関わって贖いの御業を成就させ、今、聖霊によって主イエス・キリストにあって天地万物を保持し、教会を完成へと建て上げて下さる大いなる恵みをほめたたえます。
(感謝)
主イエスは「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる(ヨハ14・16)」、「弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる(ヨハ14・26)」とお約束下さいました。
あなたは、五旬祭の日に、「激しい風が吹いて来るような音(使2・2)」と「炎のような舌(使2・3)」で、満ち満ちた力と威力を示し、あなたを信じるひとりびとりの上に聖霊をとどまらせ、救いの恵みで満たして下さいました。心より感謝いたします。
(告白)
しかし、私たちの肉の目では、聖霊を実感することが出来ません。主イエスの御霊である聖霊が、常に支え続けていて下さるにもかかわらず、私たちは、この地上の目に見えるものに頼り続けています。しかも、私たちに信仰を与えて、霊の目を備えていて下さるにもかかわらず、霊の目を用いることをしないでいる怠惰をお赦し下さい。
(赦罪)
あなたは、私たちに、御言葉によって「キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押された(エフェ1・13)」と宣言して下さいました。「聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになる(エフェ1・14)」と祝福して下さいました。
(歎願・執成し、祈願)
それゆえ、願わくば、パウロが告白したように、私たちにも大胆に告白させて下さい、「わたしは確信しています。死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです(ロマ8・38、39)」と。
願わくば、聖霊により「真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、平和の福音を告げる準備を履物とし(エフェ6・14、15)」「信仰を盾として取り(エフェ6・16)」「救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取り(エフェ6・17)」「どのような時にも、”霊”に助けられて祈り、願い求め、すべての聖なる者たちのために、絶えず目を覚まして根気よく祈り続け(エフェ6・18)」ることが出来るようにして下さい。
願わくば、今、私たちの心を聖霊の火で燃やし、聖霊の激しい風の轟(とどろ)きで私たちの心を御言葉に向けて開いてください。そうして、あなたの御言葉を悟り、あなたの臨在を仰ぎ、あなたの光のうちを生きることが出来るようにして下さい。
病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。
旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守り下さい。
(結び)
主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。