34 復活日後第6主日(5-4_6-6) 〔テーマ:主イエスの昇天と聖霊にある臨在〕
2015年06月03日 15:32
復活日後第6主日(5・4~6・6) 〔テーマ:主イエスの昇天と聖霊にある臨在〕
(頌栄)
全能の父なる神様。あなたは勝利を宣言されました。あなたは栄光の王です。心からほめたたえます。
(感謝)
あなたは「キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました(エフェ1・20、21)」。
(告白)
しかし、主イエスが弟子たちの見ている中で天に上げられ、雲にさえぎられて見えなくなっても、なお、天を見つめていました(使1・9、10)。私たちも、弟子たちと同じように、主イエスが言い聞かせて下さった御言葉を忘れて、ただ虚(むな)しく天を見上げる愚かさをお赦し下さい。
私たちは、あなたの恵みを期待するだけで、何もせず、ただただ空(むな)しく口を開けて待っているに過ぎません。しかも、私たちがあなたに期待する恵みは、私たちの都合だけを優先した、あなたの御心には何の考慮も払わない身勝手なものばかりです。
私たちは、あなたの恵みの広さ深さを追求しようとも、実感しようともしませんでした。私たちの怠惰と身勝手をお赦し下さい。
(赦罪)
しかし主イエスは、私たちをお赦し下さり、天に昇られる直前に「あなたがたの上に聖霊が降(くだ)ると、あなたがたは力を受ける(使1・8)」と約束し、また「エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる(使1・8)」との使命を私たちに授けて下さいました。
(歎願・執成し、祈願)
それゆえ、私たちは、もはや、虚(むな)しく時を過ごすことは出来ません。主イエスは、すでに神の右の座におられ、天地万物の権能を父なる神から委ねられ、天地万物を統治しておられます。それだけではなく「あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる(使1・11)」との御言葉通り、再びおいで下さいます。私たちに主のご再臨を待ち望ませて下さい。
主イエスは、すでに、聖霊にあって、主の日ごとに、私たちを礼拝に招き、私たちにご臨在を示し続けて下さいます。
昇天された主イエス様。今日も、聖霊にあって私たちに御臨在下さい。そして、今、この礼拝の時、御言葉の説教によって、私たちの思いをあなたに向けることが出来るように助け、御言葉に集中させて下さい。
願わくば、昇天された主イエスが天地を支配しておられることを見据え、主の御臨在を熱望し、永遠の御国の喜びを心から味わうことができるようにして下さい。
主のご再臨を待ち望む今、主イエスの証し人として、委ねられた使命を遂行できるように、私たちを助けて下さい。
病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。
旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守りください。
(結び)
主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。