31 復活日後第4主日(4-20-5-23) 〔テーマ:勝利者主イエス〕
2015年06月03日 15:30
復活日後第4主日(4・20~5・23) 〔テーマ:勝利者主イエス〕
(頌栄)
死に勝たれた我らの救い主、イエス・キリストの父なる神様。あなたの御名を崇めます。
主イエスは、ご復活の栄光のお姿を何度も弟子たちに現され、死に勝たれたことを証明して下さいました。
(感謝)
「神は、主を復活させ、また、その力によってわたしたちをも復活させてくださいます(一コリ6・4)」。「キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました(一コリ15・20)」。その主イエスが、今や、聖霊により、信仰によって、私たちに、主イエスのご復活の命を与えて下さいました。そればかりか、たとえ肉体が朽ちても、御国において永遠に生きることを約束して下さいました。あなたがこのように、私たちに、主イエスのご復活の命のみならず、永遠の希望をもお与え下さり、心より感謝いたします。
(告白)
このような素晴らしい恵みを授けられていながら、私たちは、自分を誇ってしまします。私たちは、主イエスのご復活の命に生かされているにもかかわらず、あたかも自分の力や才覚で生きていると勘違いしてしまいます。それは、私たちが主イエスのご復活の命に生かされている実感を持つことができていないからです。
私たちは「わたしたちの本国は天にあります(フィリ3・20)」と、御言葉によって教えられていながらも、天の本国に、永遠の希望をもって、自らを託すことが出来ません。そればかりか、この地上の目に見えるものに頼ってしまします。あなたのあらゆる恵みを実感する私たちの霊的感受性は全く鈍いのです。
(赦罪)
全能の神様。私たちの数々の罪と怠惰をお赦し下さい。あなたは、あなたのただひとりの御子を通して、死を打ち倒し、永遠のいのちの門を私たちに開いて下さいました。主の復活を祝う私たちがあなたの御霊の力によって、私たちを罪に死に、主イエスのご復活の命によみがえるようにして下さいました。心より感謝いたします。
(歎願・執成し、祈願)
それゆえ、願わくば、私たちを覆い尽して余りある、主なる神様の豊かな恵みを覚える霊的感受性、恵みを数える霊的感性を磨きあげさせて下さい。そうして、私たちが、主イエスのご復活の命に生かされていることを実感できるようにして下さい。天の本国に永遠の希望をもって、自らを託すことが出来るようにして下さい。
「あなたはメシア、生ける神の子です(マタ16・16)」。私たちを、この告白の上だけで生かして下さい。
私たちは、パンだけで生きるのではありません。あなたの口から出るすべての御言葉によって生きる者です(マタ4・4)。
願わくば、今日、この礼拝の食卓において、天上のパンであるイエス・キリストの御言葉によって私たちを養って下さい。
病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。
旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守りください。
(結び)
主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。