28 復活日後第1主日(3-30_5-2) 〔テーマ:主イエスとの再会〕

2015年06月03日 15:26

復活日後第1主日(3・30~5・2) 〔テーマ:主イエスとの再会〕

 

(頌栄)

 死に勝たれた我らの救い主、イエス・キリストの父なる神様。あなたの御名を崇めます。

(感謝)

 よみがえられた主イエスは、八日後の主の日に、弟子たちにお会いになり、とりわけトマスにお会いになって、「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである(ヨハ20・29)」とおっしゃられました。私たちは、主イエスがよみがえられたとは言え、もはや、地上におられる主イエスを、肉の目で見ることはありません。しかし、あなたは「見ないのに信じる人は、幸いである」とおっしゃって下さいました。あなたは、御子の御霊(みたま)なる聖霊を送って、私たちに信仰を与え、霊の目で主イエスを見ることを許して下さり、祝福して下さいました。心より感謝いたします。

(告白)

 しかし、私たちはまことに愚かです。私たちは、しばしば、肉の目に映る現実に心を奪われ、トマスと同じように「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。(ヨハ20・25)」と言ってしまいます。

 このように愚かな私たちに、ご復活の主イエスは、あたかも八日前に、そばにいて聞いておられたかのごとくに、トマスの言葉を繰り返され、「信じない者ではなく、信じる者になりなさい(ヨハ20・27)」と悔い改めを促されました。トマスは、即座に悔い改めて「わたしの主、わたしの神よ(ヨハ20・28)」と告白しました。私たちにも、ここで再度「わたしの主、わたしの神よ」と告白させて下さい。

(赦罪)

 この告白を、あなたは、喜んで下さいます。あなたは、見ないのに信じる幸いを御子の御霊なる聖霊によって与えて下さいました。心から感謝いたします。

(歎願・執成し、祈願)

 主イエスを復活させた神が、主イエスと共に私たちをも復活させ、御前に立たせてくださ(二コリ4・14)います。

 それゆえ、願わくば、私たちが、信仰の目でキリストを見、キリストの御傷に触れるほどに、あなたへの疑いを克服出来るように導き、あなたのご臨在で私たちを圧倒して下さい。そうすれば、私たちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぐことが出来ます(二コリ4・18)。

 寒い冬には硬く閉ざしていた芽も、柔らかい若葉を吹いて(吹き始めて)います。どうか、私たちの固く閉ざした石のようなかたくなな心にも御霊を送り、御言葉を受け入れる柔らかい肉の心をお与え下さい(エゼ36・26)。

 願わくば、あなたの聖霊の力によって、私たちの心と思いをあなたの御言葉に集中させて下さい。聖書が朗読され、あなたの御言葉が宣言されるとき、主イエスが死に打ち勝ち給もうた喜びをもって、私たちが、今日、あなたの語る御言葉に耳を傾けさせて下さい。

 病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。

 旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守りください。

(結び)

 主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。

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