26 受難節第6主日(3-16_4-18)p3〔テーマ:十字架上の主イエス〕
2015年06月03日 15:24
受難節第6主日(3・16~4・18)(棕櫚の日曜日〔パーム・サンディー〕)
〔テーマ:十字架上の主イエス〕
(呼びかけ)
灰の水曜日に始まる悔い改めの日々を支え、主イエス・キリストにあって、私たちに悔い改めを迫り続けて下さった天の父なる神様。
(頌栄)(感謝)
受難節も、残すところ後(あと)一週間です。しかし、この一週間にこそ極みがあります。あなたは、その鋭い愛の切(き)っ先をもって、御自身の御子を十字架において、引き裂き、生きとし生けるものの救いとなって下さいました。あなたの知恵に満ちた救いのご計画を感謝し、御名をほめたたえます。
(告白)
私たちは、主イエスを取り巻く人々の中に、私たちの罪を発見します。
主イエスが十字架につけられていた時、 そこを通りかかった人々は、頭を振りながらイエスをののしって、言いました。「神殿を打ち倒し、三日で建てる者、神の子なら、自分を救ってみろ。そして十字架から降りて来い(マタイ27・40)」。
同じように、祭司長たちも律法学者たちや長老たちと一緒に、イエスを侮辱して言いました。「他人は救ったのに、自分は救えない。イスラエルの王だ。今すぐ十字架から降りるがいい。そうすれば、信じてやろう。神に頼っているが、神の御心ならば、今すぐ救ってもらえ。『わたしは神の子だ』と言っていたのだから(マタイ27・42、43)」。
一緒に十字架につけられた強盗たちも、同じようにイエスをののしりました(マタ27・38~44)。
私たちも、思いと言葉と行いによって、主イエスを取り巻く人々と同じように、主イエスを侮辱し、ののしった罪を告白いたします。お赦し下さい。
(赦罪)
「もしいけにえがあなたに喜ばれ、焼き尽くす献げ物が御旨にかなうのなら、わたしはそれをささげます。しかし、神の求めるいけにえは打ち砕かれた霊。打ち砕かれ悔いる心を、神よ、あなたは侮られません(詩編51・18・19)」。キリストは十字架の上で、そのみからだに私たちの罪のすべてを担われました。こうして、私たちを罪から解放し、義のために生かし、その傷によって私たちを癒して下さいました。それゆえ、私たちの唯一の慰めは、ただ主イエス様とその十字架だけです。心より感謝し、御名をほめたたえます。
(歎願・執成し、祈願)
願わくば、「わたしの罪に御顔を向けず 咎をことごとくぬぐってください(詩編51・9)」。「ヒソプの枝でわたしの罪を払ってください、わたしが清くなるように。わたしを洗ってください、雪よりも白くなるように(詩編51・9)」。
あなたの聖霊の力によって、私たちの心と思いをあなたに向けて開いてください。そうして、聖書が朗読され、御言葉が語られる今日という日に、喜びをもって、あなたが語って下さるみ言葉に耳を傾けることが出来るようにして下さい。
病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。
旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守り下さい。
(結び)
主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。