07 降誕日後第1主日(12-26_12-31) 〔テーマ:神の深慮遠謀〕

2015年06月03日 14:43

降誕日後第1主日(12・26~1・1) 〔テーマ:神の深慮遠謀〕

 

(頌栄)

肉となって、私たちの間に宿られた言(ことば)なる主イエス・キリストの父なる神様。私たちはその栄光を見ました。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちています(ヨハ1・14)。「主はすべての国を超えて高くいまし、主の栄光は天を超えて輝(詩113・4)」いています。

 救いの御子、主イエス・キリストは、聖霊によって、処女(おとめ)マリアの胎に宿られました。その宿りは、神を拒絶した始祖アダムの罪を受けず、しかし、私たちの弱さを担い、私たちと同じになって、私たちを救いに入れるためでした。

 ヨセフが天使より「この子は自分の民を罪から救うからである(マタ1・21)」と告げられたように、主イエスは、肉となって、わたしたちの間に天幕を張り、私たち人間の代表者となり、私たちのすべての罪をご自身に担って、私たちの救いを実現して下さいました。

(感謝)

それは、私たちの目には、不思議としか見えません。しかし、あなたが、私たちの救いのためになされた、神の深慮遠謀を心から感謝いたします。

(告白)

 まことに、信仰がなければ、処女(おとめ)マリアから肉を取ってお生まれになることは、私たちには信じがたいことです。この愚かで悟ることの遅い私たちをお赦し下さい。

(赦罪)

 「『闇から光が輝き出よ』と命じられた神は、わたしたちの心の内に輝いて、イエス・キリストの御顔に輝く神の栄光を悟る光を与えて(二コリ4・6)」、私たちの死を取り除き、私たちを主イエスのご復活の命へと移し、私たちには信じがたいことを悟らせ、あなたの御心を信じさせて下さいます。主イエスを復活させた神が、主イエスと共に私たちをも復活させ、……御前に立たせてくださることを、私たちは知っています(コロ4・14)。まことに感謝いたします。

(歎願・執成し、祈願)

 あなたは、預言者により「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる(マタ1・23)」との約束を私たちに与え、それを実現して下さいました。

 「インマヌエル」とは「『神は我々と共におられる』という意味(マタ1・23)」です。

 願わくば、主イエスの御霊なる聖霊において御臨在下さる主イエス・キリストが、いつも共にいて下さいますように。

 願わくば、すべてを完成させる、あなたの愛を身につけさせて下さい。主イエス・キリストの平和がいつも私たちの心を支配し、主イエス・キリストの言葉が私たちの内に豊かに宿るようにして下さい。知恵を尽くして互いに教え、諭(さと)し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえ(コロ3・14~16)させて下さい。

 病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。

旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守り下さい。

(結び)

 主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。

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