27 復活日主日(3-23_4-25) 〔テーマ:主イエスの復活〕

2015年06月03日 15:26

復活日主日(3・23~4・25)

 

(頌栄)

 私たちの救い主、主イエス・キリストを、死者の中から復活させられた父なる神様。あなたの御名を崇めます。

(感謝)

主イエス・キリストはよみがえられました。そのゆえに、私たちは、パウロの言葉をもって、主なる神様をほめたたえ、感謝します。「『死は勝利にのみ込まれた。死よ、お前の勝利はどこにあるのか。死よ、お前のとげはどこにあるのか』。死のとげは罪であり、罪の力は律法です。わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神に、感謝(コリ一15・54~57)」します。

(告白)

 私たちは、灰の水曜日に始まる40日間、自らの罪を見つめて来ました。私たちは、私たちに貼り付く罪をそぎ取る力もないことを思い知らされました。私たちは、過ぎる受難週に、主イエスが立たれた十字架の極みにまで立つことが出来ず、弟子たちと同じように、主イエスを置いて逃げてしまいました。愚かな私たちをお赦し下さい。

主がご復活なさった朝も、私たちは空の墓の中に、主イエスを捜しました。見つからないので落胆しました。自分に危害が及ぶことを恐れて、家の戸に鍵をかけて閉じこもりました。まさに、これらは、自分の罪の殻に閉じこもる者の姿でした。どこまでも愚かな私たちを、ただただお赦し下さい。

(赦罪)

 しかし、あなたは、悲惨と崩壊の中にある私たちに、主イエス・キリストの十字架による罪の赦しを宣言し、私たちに「主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい(フィリ4・4)とおっしゃって下さいました。

(歎願・執成し、祈願)

この日、あなたは死に勝利されました。主イエスを死からよみがえらせ、永遠のいのちを私たちに与えられました。主イエスは、よみがえりのお身体をもって、弟子たちの真ん中に立って下さいました。そして「あなたがたに平和があるように(ヨハ20・19)」とおっしゃって下さいました。

私たちは、もう愚かさの中にとどまることはしません。「死は勝利にのみ込まれた」からです。あなたは、私たちの罪のゆえの悲惨と破れを繕って下さいました。自らの罪の穴倉に閉じこもって自暴自棄に陥っている私たちの罪の殻を突き崩し、あなたの輝く命に生きる者として下さいました。あなたの命にこそ、自由と平和、喜びと慰め、安らぎと憩いがあります。

あなたは、手とわき腹にある十字架の御傷を弟子たちに見せられ「父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす(ヨハ20・21)」、また、息を吹きかけて「聖霊を受けなさい(ヨハ20・22)」とおっしゃり、命の息を与えて、私たちを世に派遣して下さいます。まことに感謝です。

なぜなら、あなたの御命令に歩む時にこそ、私たちは、主イエス様が共にいて下さることを手ごたえを覚えて実感し、聖霊において私たちの内に宿って下さる主イエス様を見つけることが出来るからです。

 願わくば、あなたが墓を開(ひら)かれたように、聖霊のよって、私たちの闇に包まれた心と思いをあなたの御言葉に向けて開き、ご復活の輝かしい命の光をもって私たちの心を照らして下さい。

 病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。

 旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守りください。

(結び)

  主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。

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