13 公現日後第3主日(1-20_1-26)〔テーマ:荒野の誘惑〕

2015年06月03日 15:03

公現日後第3主日(1・20~1・26)(テーマ:荒野の誘惑)

 

(呼びかけ)

 主イエス・キリストによってご自身を明らかにされた父なる神様。

(頌栄)

 あなたの御子、私たちの主イエスは、荒野で四十日間断食をし、罪を犯されませんでしたが、私たちと同じ弱さをまとって試練を受けられました。

 空腹の極致に達した時、誘惑する者が「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ(マタ4・3)」と、主イエスに、悪への誘(いざな)いの一石を投げ入れました。主イエスは「『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』と書いてある(マタ4・4)」と言って、石をパンに変えることを拒否されました。

私たちも、自己犠牲を装い、困っている人の弱さに付け込んで、自分の欲求を満たし、自己実現を図ろうとします。そのような誘惑からお守り下さい。

 悪魔が主イエスを聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、「神の子なら、飛び降りたらどうだ(マタ4・6)」と迫った時、主イエスは「『あなたの神である主を試してはならない』とも書いてある(マタ4・7)」と御言葉をもって応え、飛び降りることを拒否されました。

私たちも、自分の能力を皆(みな)に知ってもらいたいと願い行うことによって、自己顕示欲を満たそうとします。そのような誘惑からお守り下さい。

 悪魔が主イエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これをみんな与えよう(マタ4・9)」と誘(さそ)った時、主イエスは「退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある(マタ4・10)」と応えて、偽りの神に膝まづくことを拒否されました。

私たちも、何物かを手に入れたい時、偽りの神に膝まづくような安易な方法をとろうとします。そのような誘惑からお守り下さい。主日礼拝の時、別の楽しみに目を向けて、偽りの神に膝まづく誘惑からもお守り下さい。

(歎願・執成し、祈願)

主イエスは、私たちと同じ弱さをまとって、悪魔を退散させられました。私たちも弱さを持つとはいえ、主イエスのご復活の命に生かされています。それゆえ、私たちに、御心を求め、御心を選び取る思慮と分別を与えて下さい。

主イエスは「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない(ヨハ3・35)」「わたしは、天から降(くだ)って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる(6・51)」とおっしゃいました。

願わくば、私たちが御心を選び取る思慮と分別を持つために、今日(きょう)、私たちに、目に見えるパンではなく、私たちの命の糧である、あなたの御言葉を与えて下さい。私たちの心を開いて、あなたの御言葉を理解できるように導いて下さい。

私たちの心を整えて、あなたの御言葉だけを受け入れるようにしてください。そして、あなた御自身の御言葉以外のどんな声にも耳をふさぎ、誘惑する者が、私たちの心に、主なる神様から引き離そうとする、悪への誘(いざな)いの一石(いっせき)を投げ入れないように守って下さい。

 病のため、高齢のため、また、やむを得ずして、この礼拝に出席できない兄弟姉妹に慰めと平安を与え、一時(ひととき)でも主を仰ぐことが出来るように導いて下さい。

旅の内にある兄弟姉妹、他住の兄弟姉妹、全世界の各地で困難を覚えておられる兄弟姉妹をお守り下さい。

(結び)

 主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。